さて、今回は具体的な **ビネットの基本形式** を決めて、前へ進めたいと思います。

## ビネット基本形（案）

Evidence of Lifeは、出来事を「説明」するためではなく、場面の輪郭を「残す」ためにあります。そのために必要なのが、ビネット抽出の基本型です。

ここで言うビネットは、物語の要約ではありません。起きたことの全体像を再現しようとせず、ひとつの場面が持っていた温度だけを残します。編集では「同定されない形にしながら、輪郭を保つ」ために行います。

ビネットの基本形式については、以前の記事 [「ビネット編集プロトコール」](https://paragraph.com/@smaller/vignette3) で触れました。以下のようなテンプレを提案しています。

> ## **ビネットのテンプレ（運用版）**  
> 1) 状況：  
> 2) できごと（時系列）：  
> 3) 当事者の言葉（1行）：  
> 4) 制約（1行）：  
> 5) 選択肢（3つ）：  
> - A：  
> - B：  
> - C：  
>  
> ### **メタ欄**  
> 6) 目的：  
> 7) 省略・改変：  
> 8) 不確実性：  
> 9) 視点：  
> 出典　[ビネット編集プロトコール \- Small medicine](https://paragraph.com/@smaller/vignette3)

ビネットの本文と分離して「メタ欄」を添えることで、 **ビネットの制約や前提の明示を、ビネット形式内に設定する**、という独自の提案となっています。

プロンプトとの共通点からの発想ですが、これはぜひ基本形式に組み込みたいと考えます。

* * *

### ビネット基本型

- **タイトル**：名詞＋温度であおらずに

- **場面**

- 場所・時期・固有情報は持ち込まない）

- 言い回しを残す

- 揺れ（判断が揺れた瞬間）（2〜6文）

- 余韻：（結論にしない）（1文）
- **追加情報**（必要に応じて）

- 目的

- 省略・改変

- 視点

* * *

## ビネットから削るもの

次に「削る基準」です。削るといっても、重要でない情報を落とすのではありません。輪郭を曇らせるものを落とします。

具体的には、次の四つです。

第一に、 **説明**。

背景や医学的正しさの補足は、読みやすさのために入れたくなりますが、場面の輪郭を平均化します。ビネットは説明が増えるほど、ただの解説に近づきます。

第二に、 **正しさの断言**。

「だからこうすべき」「結局こういうこと」などの結論は、読み手の感じる余白を奪います。ここで残したいのは結論ではなく、揺れのままの質感です。

第三に、 **固有のディテール**。

年齢、職業、家族構成、地名、時期、希少な状況。輪郭を強める一方で、同定可能性を上げます。必要なら、意味が変わらない範囲で抽象化します。

第四に、 **物語化**。

人は自然に「起承転結」を作ります。しかしビネットは、転結を作らない勇気が要ります。出来事を「完成」させず、場面のまま置く。これが型の目的です。

この型は完成形ではありません。作りながらビネットを更新していきます。その更新作業そのものが、このプロジェクトの方法になっていくでしょう。

* * *

※この記事は **AI共創型コンテンツ** です。

**■ AI**  
ChatGPT 5.2 Thinking / Gemini 3

**■ Director**  
**Dr. bycomet**  
医師。2007年からブログ・Twitter/X で活動。2015年「地域医療ジャーナル」創刊、2018年オンラインコミュニティ「地域医療編集室」を設立。2022年からプラットフォーム「小さな医療」を運営し、エビデンスに基づく地域医療の実践と言葉を届けています。

Small Medicine

ビネットの基本型

* * *  
地域医療の小さな編集室。静かにひらく、ケアと表現、そして記憶（Evidence of Life）の交差点。言葉やアート、対話を通じて、これからのケア・コモンズの可能性を探求します。
