Boros

Pendleは現存するYT・PTのトレードが可能な Pendle V2(私の記事で徹底解説)でイールドを内蔵するトークンのイールド部分と元本部分を分けてトレードをすることが可能にしていますが、それはそれで限界があり、イールドトークンになっていることが大前提であり、そうなっていないようなもののトレードが不可能でした。 多くのイールドトークンになっていないようなものをもオンチェーンでトレード可能にしたのがこのBoros であり、 最初はBinanceのBTC・ETHの Funding Rate=FRの取引 を実験的に可能にしています。

トレードしなくても、Vault(LP金庫)があり、不労所得を一定のリスクの元で得ることが可能になっていますので、ぜひ読み進めてみてください〜

本記事は下記のパーツに分けられています

  1. Borosリンク集

  2. Borosとは?

  3. なぜBoros必要?

  4. BorosのImplied APRについて

  5. BorosのYUについて

  6. Borosの清算・清算制度について(Liquidation & FR settlement)

  7. Boros Vaultについて

Boros

1概要

バイナンス、これからではHyperliquidのようなCEXでもDEXでも必ず Funding Rate=FR というものがあり、取引所がパーペチュアル(Perp)先物と現物の価格差を調整するために取引所が数時間ごとに課す手数料で、価格が現物より高ければロング側がショート側に、低ければその逆に支払います。この仕組みで先物価格が現物に引き寄せられ、ポジションの偏りも抑えられます。

非常に非常に簡略的に言うと、レンジ相場、冷え相場のときには、FRが多くの場合ではマイナスになりやすい、ブル相場、Fomo相場のときでは、プラスになりやすい。(実際はこれより複雑)

Boros はこの FR をトークン化して金利商品として売買できるようにし、DeFi 上で FR のヘッジやレバレッジ取引を業界初実現しています。 これは $YU と呼ばれるものです。

何故Borosが必要?

下記の図がFRを見るサイト、Coinglassからスクショ下物ですが、BTCをの現物は黄色の線、バイナンスにおいてのFRが柱状図になっています。わかる通り、FRは観測期間の最低点=8時間おきに -0.0030% ~ 0.0090%まで増加をし、それは 400%の増え幅に相当するしかしBTCの現物の値段同期間で約100k〜117kに上昇しただけで、20%程度の増え幅しかありません

このようなMeme級ぐらいの変動をするFRをこれまでヘッジする手法がほぼなかったが、Borosを通して、Ethena、 Resolvなどの大手FRに影響されるところもやっとこれを利用して変動FR利回りをヘッジすることが可能になりました。

Boros enables traders to express their view on funding rates. Those bullish on funding rates can open a long position whereas bears can open a short position. Boros also enables those with a floating funding rate exposure to hedge their funding rates payment / receivables.

Implied APRとYU

YUとは

Borosは一定期間内においてのイールドのトレードを可能にするために、 YUと呼ばれるイールドユニット(Yield Unit=トレード可能な単位)を作っています。例えば 5YU-ETHUSDT-Binance はバイナンスにおいて、満期まで5ETH分のポジションのFRに相当するイールドをもらい続けられる権利のことを表しています。

FRをロングする

利益の種類

・Underlying APRの上昇=もらえられるイールドの上昇

・Implied APRの上昇=YU本体の価格の上昇

FRをショートする

利益の種類

・Underlying APRの減少=YUをロングした人たちが損をするが、ショートは逆に得する。

具体的に

Borosにおいてのショートポジションの場合は:現在の市場値段=Implied APRで決定されたYUの値段=イールドを満期までにもらうことの代わりに、毎時間変動するFRを払い続ける。

まとめ

上記の2段落では、YUのショート、ロングについて解説しましたが、下記の図と同じことを言っています。ロング=FRが現在の市場値=Implied APRよりも更に上昇をすることを予想している。ショート=ロングの真逆で、現在のImplied APRが十分高いと思っている場合、Underlying APRを払い、Implied APRをもらい続けることが可能。