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Jan 2

UpToDateとDynaMed寄稿者の不透明な巨額報酬

2022年の横断研究によると、オンライン医療データベース「UpToDate」 「DynaMed」の寄稿者は、製薬会社や医療機器メーカーからの多額の報酬を受けており、これらの支払いはしばしば開示されていないことがわかりました。研究の概要参加者米国の医師179人(男性72.1%、女性27.9%)介入「UpToDate」と「DynaMed」に掲載された医学情報の寄稿者における利益相反(COI)の自己申告と産業界からの支払いの比較。比較寄稿者の自己申告による利益相反開示と、米国医療・メディケアサービスセンター(CMS)のOpen Paymentsデータベースに記録された支払い。アウトカム主要アウトカム:自己申告による利益相反開示の有無と、Open Paymentsに記載された産業界からの報酬の一致率(または不一致率)研究デザイン:横断研究(cross-sectional study) 結果全体で179人の寄稿者が、産業界から合計7,770万ドルを受領。UpToDate寄稿者128人のうち、59.4%が「何も開示するべきものはない」と報告したが、そのうち57.9%が実際には支払いを受けていた...

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Jan 1

マスク再開で感染33%減

2024年のコホート研究によると、普遍的な検査およびマスク着用の終了によって、院内発生の呼吸器ウイルス感染の増加傾向がみられ、医療従事者のみのマスク着用再開によって減少傾向がみられました。研究の概要参加者マサチューセッツ総合病院システムに所属する10病院に2020年11月6日から2024年3月21日までに入院した患者641,483人介入普遍的な検査およびマスク着用(期間中の一部)比較検査およびマスク着用を実施しない期間と、医療従事者のみマスク着用を再開した期間アウトカム院内発生の呼吸器ウイルス感染(SARS-CoV-2、インフルエンザ、RSV)の発生率研究デザインコホート研究(Poisson中断時系列分析) 結果院内発生呼吸器ウイルス感染の割合:普遍的検査・マスク着用期間(オミクロン支配前): 院内発生/地域発生比 2.9%。オミクロン支配期: 同比率 7.6% (95% CI: 6.0%-9.1%)。検査・マスク終了後: 同比率 15.5% (95% CI: 13.6%-17.4%)。医療従事者のみマスク着用再開後: 同比率 8.0% (95% CI: 5.0%-11.0%)。リ...

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Dec 30

NPWTは褥瘡の治療法として適しているのか?

2023年に発表された系統的レビューによると、褥瘡に対する陰圧創傷療法(Negative Pressure Wound Therapy: NPWT)は、通常のケアと比較して有効性、安全性、受容性について検証が不足しています。研究の概要(系統的レビュー)参加者合計327人の褥瘡患者(主にIII期またはIV期の患者)介入陰圧創傷療法(NPWT)比較標準的なドレッシング療法、湿潤療法、または他のドレッシング法アウトカム主アウトカム: 褥瘡の完全治癒率、治癒までの時間、有害事象副アウトカム: 創面サイズの変化、疼痛、ドレッシング交換の頻度、コスト、患者の生活の質研究デザインランダム化比較試験 (RCT) を対象とした系統的レビュー結果8つの研究(327人)を含む。ほとんどの研究はサンプルサイズが小さく、報告されたアウトカムのエビデンスの確実性は非常に低い。NPWTは、創面サイズの縮小や疼痛軽減に寄与する可能性があるが、結果は不確実。完全治癒や治癒までの時間に関するデータはほとんど報告されていない。文献Shi J, Gao Y, Tian J, Li J, Xu J, Mei F, Li ...

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Dec 17

インフルエンザにNSAIDは安全?

2020年に発表された観察研究によると、インフルエンザの入院患者において、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の使用は、集中治療室(ICU)入室のリスクは多くなる傾向がみられました。研究の概要参加者デンマークの40歳以上のインフルエンザ感染患者7,747人(2010年~2018年)PCRまたは抗原検査でインフルエンザ陽性と確認介入入院60日以内にNSAID処方比較NSAIDを使用していないアウトカム主要アウトカム: ICU入室および30日以内の死亡副次アウトカム: 細菌性肺炎患者の胸膜肺合併症(膿胸・肺膿瘍)研究デザインデンマーク全国データを用いた後ろ向きコホート研究。傾向スコアマッチングを実施。結果NSAID使用者(520人)と非使用者(7,227人)を比較した結果:ICU入室:未調整リスク比(RR): 1.51(95%CI, 1.26-1.81)傾向スコアマッチ後RR: 1.25(95%CI, 0.95-1.63)長期NSAID使用: RR 1.90(95%CI, 1.19-3.06)30日以内の死亡:未調整RR: 0.91(95%CI, 0.66-1.26)傾向スコアマッチ...

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Dec 16

サウナ習慣は心血管死亡を減らす

2018年に発表されたフィンランドのコホート研究によると、週に4-7回サウナ入浴する人は心血管疾患による死亡が77%少ないことが報告されました。研究の概要参加者フィンランドのKuopio地域の住民1,688人(平均年齢63歳、53–74歳の範囲、男女比: 女性51.4%、男性48.6%)介入サウナ入浴の頻度: 週1回、2–3回、4–7回の3群に分類サウナ入浴の持続時間: ≤15分/週、16–45分/週、>45分/週比較サウナ入浴の頻度や持続時間が異なる群間での心血管死亡率の比較アウトカム心血管死亡研究デザイン前向きコホート研究 (Kuopio Ischemic Heart Disease Study)結果追跡期間: 中央15.0年 (IQR: 14.1–15.9)、心血管死亡例: 181件週4–7回のサウナ利用群の心血管死亡率は週1回利用群と比較して有意に低下 (HR=0.23; 95%CI: 0.08–0.65, 調整後)持続時間が長いほど心血管死亡率が低下 (例: >45分/週 vs. ≤15分/週, HR=0.57; 95%CI: 0.35–0.94, 調整後)サウナ利用頻...

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Dec 15

週2回以上のサウナは肺炎を減らす?

2017年に発表されたフィンランドのコホート研究によると、週に2回以上サウナ入浴する人は肺炎の発症が28%少ないことが報告されました。研究の概要参加者1984~1989年にKuopio Ischemic Heart Disease Risk Factor Studyに登録された、フィンランド東部の中年男性2,210名(42~61歳)介入週に2~3回または4回以上のサウナ浴比較週に1回以下のサウナ浴アウトカム肺炎の発症研究デザイン前向きコホート研究結果追跡期間: 中央値25.6年。肺炎症例数: 375例。サウナ浴頻度が週2~3回の場合: ハザード比 (HR) 0.72 (95%信頼区間: 0.57–0.90)。サウナ浴頻度が週4回以上の場合: HR 0.63 (95%信頼区間: 0.39–1.00)。文献Kunutsor SK, Laukkanen T, Laukkanen JA. Frequent sauna bathing may reduce the risk of pneumonia in middle-aged Caucasian men: The KIHD prospe...

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Dec 14

週4回のサウナが認知症を減らす?

2017年に発表されたフィンランドのコホート研究によると、週に4~7回サウナ入浴する人は認知症の発症が66%少ないことが報告されました。コホート研究の概要参加者1984~1989年にKuopio Ischaemic Heart Disease Risk Factor Studyに登録された、フィンランド東部の中年男性2,315名(42~60歳)介入週1回、2~3回、4~7回のサウナ入浴頻度に基づく分布比較週1回のサウナ入浴頻度アウトカム認知症およびアルツハイマー病の発症研究デザイン前向きコホート研究結果追跡期間の中央値20.7年。認知症204例、アルツハイマー病123例が診断された。調整後、週1回サウナを利用する男性と比較して、週4~7回利用する男性の認知症発症は66%少なかった(HR 0.34, 95% CI: 0.16–0.71)。同様に、アルツハイマー病発症は65%少なかった(HR 0.35, 95% CI: 0.14–0.90)。文献Laukkanen T, Kunutsor ...

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Dec 9

プレバンキングとは何か?

プレバンキングは、偽情報に触れる前に認識力を高めて「免疫」をつける手法です。本記事では、その仕組みや効果を簡潔に解説します。はじめに近年、インターネット上で流布する偽情報により、社会的混乱や不信が生じています。こうした状況に対抗する方法の一つとして注目されているのが「プレバンキング(prebunking)」です。これは、人々が偽情報に触れる前に、事前にその手口や特徴を学ぶことで、誤った情報を鵜呑みにしにくくする戦略とされています。プレバンキングの基本的な考え方プレバンキングは心理学の「予防接種理論(inoculation theory)」に基づきます。あらかじめ小規模な「誤情報の種」を提示し、その不自然さや詭弁を指摘することで、人々は後に本格的な偽情報に直面した際、批判的思考を働かせやすくなります。これにより、デマや陰謀論に流されにくくなり、情報を吟味する習慣が強化されます。研究事例と成果研究者らはプレバンキングの有効性を実験的に示しています。たとえば、Jigsaw(Google傘下の組織)はYouTube上でプレバンク動画を配信し、視聴者が後の偽情報に抵抗する力が高まることが報告されています。\

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Apr 25

認知症による抑うつに対する音楽療法の効果

2024年2月に発表されたネットワークメタ分析によると、認知症患者の抑うつ症状に対して、積極的な音楽療法と歌による介入が効果的であることが示されました。ランダム化比較試験14研究のネットワークメタ分析参加者: 抑うつ症状のある認知症患者(14研究に参加した1,080名) 介入: 積極的な音楽療法、音楽を聴く、リズミック音楽療法、歌う、個別化音楽介入 比較: 標準治療や音楽を含まない介入 アウトカム: 抑うつ症状の改善 研究デザイン: ランダム化比較試験のネットワークメタ分析積極的な音楽療法+歌が効果的結果:積極的な音楽療法と歌の組み合わせ(AMT+Sing)が標準平均差(SMD) -0.89(95%信頼区間 -1.48, -0.30)と最も効果的でした。音楽を聴くだけ(LtM)では SMD -0.26(95%信頼区間 -0.71, 0.20)と効果が小さくなっていました。\

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Apr 14

糖尿病治療の新境地:心血管予防効果が明らかに

2024年2月に発表された系統的レビューによると、2型糖尿病患者に対してSGLT-2阻害薬、GLP-1受容体作動薬を投与すると、プラセボに比べて心血管疾患・全死亡が少なくなることが示されました。約17万人の2型糖尿病患者データ参加者: 28のランダム化比較試験に参加した2型糖尿病患者(169,513人) 介入: SGLT-2阻害薬、GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬 比較: プラセボ アウトカム: 大血管合併症および微小血管合併症の発症 研究デザイン: 系統的レビュー・メタ分析結果:12-15%のMACE減少3-point MACE(心血管死亡・非致死的心筋梗塞・非致死的脳卒中の主要心血管イベント)SGLT-2阻害薬とGLP-1受容体作動薬では、ハザード比がそれぞれ 0.88(95% CI: 0.82-0.94)、0.85(95% CI: 0.79-0.92)と有意に低下しました。DPP-4阻害薬では、ハザード比が 1.00(95% CI: 0.94-1.06)と低下しませんでした。全死亡SGLT-2阻害薬とGLP-1受容体作動薬では、ハザード比がそれぞれ 0.87(95% ...

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Apr 8

虚弱高齢者の抗凝固薬は変えないほうがいい

2024年1月、心房細動のある高齢者に対する塞栓症予防として、ワルファリンなどのビタミンK拮抗剤(VKA)から非ビタミンK拮抗剤経口抗凝固薬(NOAC)に切り替えると、出血の合併症が69%多くなるというランダム化比較試験が発表されました。75歳以上の虚弱高齢者が対象参加者: 75歳以上でGroningen Frailty Indicatorスコアが3以上の虚弱な高齢心房細動患者 介入: ビタミンK拮抗剤から非ビタミンK拮抗剤経口抗凝固薬への切り替え 比較: ビタミンK拮抗剤の継続使用 アウトカム: 大出血または臨床的に関連する非主要出血の発生(主要アウトカム) 研究デザイン: プラグマティック多施設オープンラベルランダム化比較優越試験出血はNOACで69%多い結果:1330人がランダム割り付け対象主要アウトカムの発生率は、切り替え群で15.3%(101件)、継続群で9.4%(62件)ハザード比は1.69(95%信頼区間 1.23-2.32)血栓塞栓症はNOACで26%多い傾向主な結果は以下のとおり。血栓塞栓症の発症はNOACへ切り替えても少なくなりませんでした。

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