**根拠が定かではない不正確な医療情報が氾濫しない世界を web3で実現したい。**

## 健康アップデートから起こったこと

Google日本法人は2017年12月、日本語における医療・健康分野の検索結果の改善、いわゆる **健康アップデート** を実施しました。

> **[医療や健康に関連する検索結果の改善について](https://developers.google.com/search/blog/2017/12/for-more-reliable-health-search?hl=ja)** Google 検索セントラル ブログ - 2017年12月6日水曜日

（これは、 [ディー・エヌ・エー（DeNA）のキュレーションサイト「](https://logmi.jp/business/articles/173899) **[WELQ（ウェルク）](https://logmi.jp/business/articles/173899)** [」が医療や健康に関する記事内容の信憑性や無断引用について指摘された問題](https://logmi.jp/business/articles/173899) を受けた対応、とされています。）

このアップデートの結果、低俗な医療情報は閲覧されにくくなりました。

しかし、専門家個人が発信する有益な医療情報までもがGoogle検索圏外へ追いやられ、閲覧されにくくなってしまいました。

そのため、 [熱意ある専門家の情報発信意欲・ボランティア精神を削いでしまう](https://mopanmopan.com/doctor-blog-ymyl/)、という深刻な悪影響をもたらしたのです。記事閲覧の有料化へ踏み出す媒体が目立つようになったのも、この時期からです。

有益な情報が少なくなることは、検索する利用者にとって好ましいことではありません。残念ながら、大手メディアを含む各種メディア・SNSから発信される医療情報において、 **科学的根拠に基づいた情報発信はいまだに少ない** からです。

[このような傾向は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、より明らかとなりました。](https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00551/) **専門家の発信する医療情報の質** について、さらには **利用者のリテラシー** について、これまでになく世間の関心を集めるようになっています。

## 理想と現状

### 理想

それでは、医療情報はどのようになっていることが理想でしょうか。いくつか挙げてみます。

- **根拠が示された医療情報・情報源は信頼される。**
- **根拠が定かではない医療情報・情報源は信頼されない。**
- **根拠が定かではない不正確な医療情報が氾濫しない世界に。**

### 現状

これに対して現状はこのような状況に留まっています。

- **医療情報には記載の根拠となる情報源がほとんど示されていない。**
- **利用者にとって情報の信頼性を推し量る目安が少なく、わかりにくい。**

## 問題構造

何が現状打開を妨げる問題になっているのでしょうか。なぜ解决されていなかったのでしょうか。いくつか挙げてみます。

- **根拠に基づく医療 Evidence-based medicine の基本的知識や実践が専門家にさえ十分に認知されていない。**
- **情報の信頼性を推し量るわかりやすい目安がない。**
- **情報検索をGoogleに依存しすぎている。**

## プロジェクト案

これまで、現状を打開するための方法論をいくつか試みてきましたが、打開には至っていません。

そこで、今回は上記の問題構造を見定めて、新たなプロジェクト案を企画します。

1. 情報発信者にWeb3型ブログプラットフォーム **Mirror.xyz上での医療情報発信** を広く呼びかける。（Mirror.xyzとの利益相反なし）
2. Discord/DAO内で **有志のレビュアー** を募集する。
3. 特定の **レビュアーグループ** が記事の査読を随時行う。
4. 臨床研究による科学的根拠が示され、論旨が明確であるとレビュアーに認められた記事を **DAO公式認定 collect** する。（当初は0.001ETHを上限） 参考： [メディアドクター指標](http://www.mediadoctor.jp/menu/review.html)
5. DAOにCollectされた履歴はブロックチェーンに永続的に記録される。記事は二次流通されない限り、DAO Collectionから閲覧可能となる。
6. 財源はNFT等による **寄付基金**（ウォレット）でDAO運営する。

## 目標

このプロジェクト案を通して達成したことは、以下のとおりです。

- **発信者・発信時間・保有者を明確にできるブロックチェーンの特徴を生かし、情報の信頼性を担保したい。**
- **強力なインセンティブによって根拠が示された医療情報を大幅に増やしたい。**
- **信頼される日本語の医療情報源をWeb3上に構築することでGoogle依存から脱却したい。**

本稿ではプロジェクト案のひとつを公表することで、ここに周知することが目的です。

これから具体的な準備を進めてまいります.
